2024年6月20日、天津市で開催された「世界インテリジェンス博覧会」に北京事務所職員が参加しました。約10万平方メートルにわたる広大な会場には、軽快に階段や坂を乗り越える4脚歩行ロボットや、自動運用型ドローンなど最先端技術が搭載された製品が展示されており、中国国内の400社以上の企業のほか、大学などの研究機関や天津市や重慶市などの地方政府も出展していました。
一般的に、人工知能などといった最先端技術は都市部を中心に普及していくことが多いですが、中国においては地方政府の積極的な対応により、農村地域でも活用を図っている点が特徴的です。農業・工業といった各地方が持つ強みである産業に人工知能の技術を活用することで、新興企業が多く出現していることが、国際的競争力の向上につながっています。
さまざまな分野に技術を応用できるのが人工知能技術の強みであり、広い国土で幅広い分野の産業を営んでいる中国は、この技術を発展させる最適な地域と言えるかもしれません。