日中間の交流が、これまでの友好親善を目的としたものに加え、課題解決型の交流が重視されるようになるなか、日中地方政府間の対話をより強化し、地方が抱える共通課題や解決のノウハウを共有できるような地域間交流の場が求められています。そこで、日中それぞれの地方政府関係者が一堂に会し、それぞれの地域の取組事例・施策を発表し、意見交換を行う場として、本セミナーを毎年、中国各都市で開催してきました。

2019年に開催して以来４年ぶり、19回目の開催となる本年は、四川省成都市都江堰市において「新たな時代における日中両国の地方協力と交流～地域資源を生かした観光推進と地域経済の新たな発展～」をテーマに開催しました。

まず、当協会の南光院常務理事が開会挨拶を行い、続いて来賓を代表して中華人民共和国外交部外事管理司の姚紹俊副司長、在重慶日本国総領事館の高田真里総領事、四川省人民政府外事弁公室の李懐強副主任、成都市人民政府の林楠副市長、都江堰市人民政府の蒋蔚炜書記からあいさつをいただきました。
その後、全国日本経済学会の呂克倹副会長、日本政府観光局（JNTO）北京事務所の茶谷　晋太郎所長、都江堰市人民政府の張亚丹市長が基調講演を行いました。後半のパネルディスカッションでは、長野県企画振興部の清水裕之部長、熊本県観光戦略部の原山明博部長などが講演を行った後に、日中双方の自治体や団体等の代表者によるディスカッションが行われました。

本会議終了後には当協会主催のレセプションを開催し、翌日には都江堰市内の行政視察を行うなど、日中双方の参加者が交流を深めました。

あいさつをする南光院誠之自治体国際化協会常務理事

あいさつをする姚紹俊中華人民共和国外交部外事管理司副司長

樋口 雄一山梨県甲府市長によるビデオメッセージ

講演中の参加者の様子

JETプログラム経験者意見交換会

都江堰市水利施設での行政視察